Corel Digital Studio 2010
PaintShop Photoで写真を楽しむテクニック

Corel Digital Studio 2010の「PaintShop Photo」でフォトブックを作ろう

「Corel Digital Studio 2010」は、ビデオを担当する「Corel VideoStudio」、写真を担当する「Corel PaintShop Photo」、再生を担当する「Corel WinDVD」という3つのアプリケーションで構成されています。今回は、Corel PaintShop Photoを利用し、Microsoft Silverlightでも動作するフォトブックを作成してみましょう。楽しかった思い出を、すぐに形にできますよ。

作成したフォトブック。

1.素材の取り込み

Corel VideoStudioが起動している状態でデジタルカメラを接続すると、自動的にカメラを認識し、どの写真を取り込むか一覧表示されます。ここで取り込む写真を選んで取り込むと、「メディアオーガナイザー」という領域に登録されます。

  1. 保存先のフォルダー名を入力します。
  2. 読み込む写真を選びます。チェックマークをクリックして読み込みのオン/オフを設定します。
  3. [取り込み>]ボタンをクリックします。
初期設定では、全ての写真が読み込まれます
メディアオーガナイザーに取り込まれた写真。

このほか、ピクチャーライブラリーに取り込んでおけば、自動的に読み込まれまるほか、「アクションバー」から[取り込み]を選択し、取り込む対象を選ぶこともできます。

取り込むデバイスを選択できる。

2.写真を編集する

メディアオーガナイザーで写真をダブルクリックすると、[簡単編集ビュー」に切り替わるので、ここで補正作業や効果の設定を行います。作業が済んだら、[戻る]ボタンをクリックしてください。

補正や効果の設定ができる簡単編集ビュー
  1. 補正機能のツールメニュー
  2. プレビューウィンドウ
  3. ツールパネルのタブ
  4. [戻る]ボタン

●補正機能とツールパネル

Corel PaintShop Photoには、さまざまな写真補正機能と特殊効果が搭載されています。これらを使って補正作業を行ったり、あるいは写真に特殊効果を設定できます。
なお、効果の設定メニューは、編集画面の右にある[その他のツール]というツールパネルのタブにマスを合わせると表示されます。

  1. 傾き補正:写真の傾きを補正します。
  2. クロップ:写真をトリミングします。
  3. 赤目補正:赤目状態を補正します。
  4. 自動補正:写真の色と明るさを最適な状態に自動的に補正します。
  5. 元に戻す:編集効果を破棄します。
  6. 初期状態に戻す:編集↓特殊効果を破棄し、最初の状態に戻します。
  7. 削除:写真を削除します。

また、ツールパネルには、さまざまな特殊効果の機能が備えられています。
ちょっとおもしろいのが、「ピクチャーチューブ」。写真の回りにイラストで飾りを付け、プリクラのように楽しめます。

●写真の回転

写真では、縦位置での撮影というのも珍しくありません。これも、サムネイルや簡単編集画面で簡単に回転できます。

一覧表示されているサムネイルで回転。
簡単編集ビューで回転。

3.フォトブックの設定

写真の準備ができたら、フォトブックの制作です。といっても、スタイルを選び、写真にタイトルを付ける。これだで作業は終了です。まず、アクションバーから「作成」→「フォトブック」を選択します。

「作成」→「フォトブック」を選択。

●スタイルの選択

[フォトブックの作成」画面が表示されるので、プロジェクト名を入力して、スタイルを選択します。スタイルは、ブックのデザインですね。そして、[写真の選択>]ボタンをクリックします。

「作成」→「フォトブック」を選択。
  1. プロジェクト名を入力します。
  2. スタイルを選びます。
  3. [写真の選択>]ボタンをクリックします。

●写真の選択

フォトブックで利用する写真を[メディアトレイ」にドラッグ&ドロップで登録します。このとき、[フォルダー]アイコンをクリックしてフォルダー表示に変え、フォルダーごとドラッグ&ドロップで登録すると、1枚ずつ登録するより簡単です。不要な写真はあとから削除できます。

「作成」→「フォトブック」を選択。
  1. フォルダーアイコンをクリックします。
  2. フォルダーをメディアトレイにドラッグ&ドロップします。
  3. [フォトブックへ>]ボタンをクリックします。

4.フォトブックの完成

フォトブックが表示されるので、ページをめくりながら、写真を確認します。ページは、右端や左端をマウスでドラッグしてめくります。確認ができたら、[フォトブックを出力>]ボタンをクリックしてください。

これがフォトブック。
ページをめくって写真を確認。

なお、ページ内での写真の表示位置は、ドラッグ&ドロップで変更できます。また、表示サイズも拡大/縮小できます。
必要があれば、写真のタイトルなどを入力してもよいでしょう。

タイトルを入れてみましょう。

5.フォトブックの出力

出来上がったフォトブックは、最後の出力画面で「シルバーライトとして保存」を選択し、出力してください。

「シルバーライトとして保存」を選択。

出力したフォトブックは、シルバーライトがインストールされているパソコンであれば、ページをめくるアニメーションを楽しみながら鑑賞できます。

シルバーライトのインストールされているパソコンで表示。